ビッグデータ NoSQL:データベースの新しい波
- 従来型データベースとその限界企業で顧客情報や商品の在庫などを管理するシステムといえば、従来はリレーショナルデータベース(RDB)が主流でした。RDBは、データをエクセルのように行と列で整理して管理するデータベースです。例えば、顧客情報であれば、氏名、住所、電話番号などをそれぞれの列に格納し、顧客ごとに一行ずつデータを記録していきます。このデータベースは、データの構造が分かりやすく、検索や集計などの処理が容易であるため、長年にわたり多くの企業で利用されてきました。Oracle DatabaseやPostgreSQLなどが、RDBの代表的な製品として知られています。しかし、インターネットが普及し、スマートフォンが爆発的に増加したことで、RDBでは対応が難しいケースも出てきました。従来の企業システムでは考えられなかったような、膨大な量のデータが日々生成されるようになったためです。このような膨大なデータを従来のRDBで処理しようとすると、処理速度の低下やシステムの負荷増加などの問題が発生する可能性があります。また、近年では、テキストデータや画像データ、動画データなど、RDBでは扱いにくい非構造化データも増加しています。これらのデータは、RDBのように行と列に整理することが難しいため、従来の手法では効率的に管理・分析することが困難です。
