その他 セキュリティの脆弱性を評価する共通指標CVSSとは
情報システムの安全を守るためには、システムの弱点を見つけ出し、対策を講じることが何よりも重要です。しかし、実際には、数多くの弱点が次々と見つかるため、どれから手をつければいいのか判断に迷うことが少なくありません。そこで、それぞれの弱点がもたらす危険性を見極め、対策の優先順位を決めなければなりません。システムの脆弱性を評価することは、まさにこの優先順位を決めるための重要なプロセスと言えるでしょう。具体的な評価方法は、脆弱性の内容や影響範囲、悪用された場合の被害の大きさなどを考慮して行われます。例えば、悪意のある第三者によってシステムが乗っ取られる可能性がある脆弱性や、重要な情報が大量に漏えいしてしまう可能性がある脆弱性は、極めて危険度が高いと判断されます。このような危険度の高い脆弱性に対しては、早急に対策を施すことが最優先事項となります。逆に、悪用されても影響が限定的であると判断された脆弱性については、後回しにするなどの対応も考えられます。このように、脆弱性評価は限られた資源を有効活用し、情報システム全体の安全性を効率的に高めるために必要不可欠なプロセスと言えるでしょう。
