ハードウェア 身近にあるAI:エッジデバイス
- エッジデバイスとは近年、「エッジデバイス」という言葉を耳にする機会が増えてきました。私たちの身近にあるスマートフォン、タブレット、スマートスピーカーなどもエッジデバイスの一種です。では、エッジデバイスとは一体どのようなものなのでしょうか?従来のコンピューターシステムでは、データはクラウドと呼ばれる巨大なデータセンターに集められ、処理されていました。しかし、処理をクラウドに依存する形では、どうしても処理速度に限界があります。また、常にデータを送受信するため、通信環境に左右されるという課題もありました。そこで登場したのがエッジデバイスです。これは、データの発生源となる機器や、その近くに設置された機器に、人工知能(AI)の処理能力を持たせることで、データ処理をクラウドではなく、その場で実行できるようにしたものです。私たちの身の回りにあるスマートフォンを例に考えてみましょう。従来のスマートフォンは、写真に写っている人物を認識する際、クラウドにデータを送信し、処理された結果を受け取っていました。しかし、エッジデバイスである最新のスマートフォンは、端末自体にAI処理能力が搭載されているため、クラウドを介さずにその場で人物を認識することができます。このように、エッジデバイスは処理速度の向上、通信環境への依存度の低下、セキュリティの向上など、多くのメリットをもたらします。今後、ますます多くの機器がエッジデバイス化していくと考えられます。
