AI技術応用 AI開発を成功させる開発計画の要諦
- AI開発の特殊性人工知能(AI)の開発は、従来のソフトウェア開発とは異なる側面があり、注意が必要です。従来のソフトウェア開発では、契約時点で機能や性能を明確に定義し、その通りに開発を進めるのが一般的でした。しかし、AI開発、特に機械学習を用いたシステム開発の場合、開発に着手した段階では最終的な成果や性能を保証することができません。これは、AI、特に機械学習を用いたシステムの性能が、学習データの質と量に大きく依存するためです。従来のソフトウェアは、開発者が記述したプログラムに基づいて動作します。一方、機械学習を用いたAIは、大量のデータから自動的に規則性やパターンを学習し、その学習結果に基づいて動作します。つまり、入力データの質や量が、AIの性能を大きく左右するのです。例えば、画像認識AIを開発する場合、大量の画像データとその画像に写っているものが何であるかというラベル情報をAIに学習させます。この学習データに偏りがあったり、質が悪かったりすると、AIは正確な画像認識を行えません。AI開発では、開発の初期段階から、学習データの質と量に注意を払い、必要に応じてデータの収集やクリーニングを行うことが重要となります。
